私は基本的には、一人が好きです。
だから、バイクが好きなのかもしれません。
バイクって、一人で行動するソロツーのほうが気楽じゃないですか?
複数人でツーリング(マスツー)したり、二人乗り(タンデム)したりもできますが、
車に比べると、煩わしさはあると思うんです。
もちろん、楽しさがあることは分かったうえです。
後ろに乗せる相手がいない事への、妬み僻みもガッツリ入ってます。
逆に言うと、「バイクだから一人でいてもいいんだよ」と、
自分を納得させているのかもしれません。
あえて人の多いツーリングスポットに行く

そんな私でも、孤独が辛く、耐えきれなくなる時があります。
そんな時は、人が多いツーリングスポットに出かけます。
そんな所に行ったら余計に虚しくなりそうですが、
これが意外とそうでもないのです。
大事なのは、目的地ではなく、
その道中。
そもそも、目的地なんて無くていいんです。
バイカーが多い道を走る事、
それが目的です。
もっと言うと、たくさんのバイクとすれ違う事で、寂しさを紛らわせる事ができます。
ヤエー

ヤエーってご存知ですか?
ヤエーとはすれ違うバイクに「Vサイン」「ピースサイン」「手を振る」などして挨拶する事です。
この挨拶にはお互いの旅の安全を祈ったり、地元の人は訪れたライダーへの歓迎を表したりといった意味もあるのだそうです。
ヤエーはもともとは「YEAH!(イエー!)」のことで、
2ちゃんねるで「ヤエー(YAEH!)」というスペルミスが生まれたのをきっかけに、ヤエーという呼び方で定着したそうです。
このバイカー同士の挨拶の歴史は意外と古く、
80年代のアメリカで始まったと言われているそうです。
人見知りでもできる
私は人見知りですが、ヤエーの文化は好きです。
そもそも言葉を交わさないので、ハードルが低いのと、
すれ違いざまなので、顔も見えない。
山に行った時、つい挨拶しちゃうアレと一緒です。
日頃は透明人間のような自分が、
人様に認識されているという、高揚感が味わえます。
とは言っても、「ヤエーしたら迷惑かな。気づかれなかったらどうしよう。」
と気にしてしまい、ほとんど返す専門ですが…。
周囲の状況に気をつけながら、今後もバイカー達の安全を願って、
ヤエー文化を大切にしていきたいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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