この鬱憤まで加工できたらいいのに― 選挙ポスターを見ながら考えた、顔と生活の話 ―【一人言 僻み】

一人言

街を歩くと、最近やたら選挙ポスターが目に入る。
ついこの間選挙があったからかもしれない。

気になった人を調べてみるのだが、ポスターと顔が違う。
いや、違いすぎる。

もちろん「気になる」には男心も多少入っている。否定はしない。
でも男性候補者を見ても、やっぱり違う。ぜんぜん違う。

写真加工が当たり前の時代だからだろうか。
若者のプリクラなんて、もう誰が誰だかわからない。
本人これ見て自分って分かるのかな、なんて余計なことまで考えてしまう。

たぶん、本当の自分なんてあまり見たくないんだと思う。
よっぽどの美男美女じゃない限り、自分の顔に大満足してる人なんていないだろうし、誰にだって多少のコンプレックスはある。

写真の中だけでも、少しマシな自分でいたい。
政治家だって、きっと同じなんだろう。

印象アップを狙うのは分かる。
でも実際に街頭演説で見たときの落差って、正直ちょっと損してないか?とも思う。

――ここからは完全に自分の僻みだ。

ポスターの中ではやたら若々しい人が、議員定数は減らさないと言っていた。
いや、減らせよ。

コスト効果がどうとか、制度がどうとか、そういう話があるのは知ってる。
でもこっちの生活からすると、正直そんなの関係ない。

たくさん給料をもらってる人が、一人くらいこっち側の感覚を味わってくれたらいいのにと思ってしまう。

自分の給料なんて、入社してから一度も上がってない。
基本給、ずっと10万のままだ。

そんな状態でポスターを見ると、心がちょっと荒む。
この鬱憤まで加工できたら楽なのに、と思う。

……まあ無理だろうけど。

「じゃあお前は写真加工しないのか」って?
こんな醜い姿、そもそも写さないわ。

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