アドラー心理学サロン 中の人著について

人との軽いライトな関わりを持ちたい。
人の事を気にせずに話せるようになりたい。
そう思った時に、頭によぎったのがアドラー心理学でした。
なんとなく、アドラー心理学=他人の目を気にしないぐらいの認識がありました。
しっかり勉強すれば、自分も他人の事を気にせず、コミュニケーションを取れるようになるかもしれない。
そう思いました。
結論から言うと、ざっくりとしたアドラー心理学の概要みたいなものは掴めたのですが、
自分の中で、明確にこうすればいいというような答えはでませんでした。
まぁ、あくまで心理学であって、コミュニケーションのとり方講座ではないので仕方のないことですが。
心を軽くする「課題の分離」の考え方
アドラー心理学でよく言われる「課題の分離」。
自分の課題と他者の課題を区別し、自分の課題には積極的に働きかけ、他者の課題には干渉しない。
それによって安定した人間関係を築く考え方です。
自分が起こしたアクションに対する、相手の反応は、それは相手の課題なので、自分とは分離して考える。
「他人は変えられない」
と、理屈は理解できても、
反射的に、無意識的に脳と心が反応してしまう気がするのです。
この考え方を叩き込み、
反復的にトレーニングのように繰り返していくしかないのでしょう。
「自分が考えるほど、他人は自分を気にしていない」とよく言われますが、
あれって本当ですか?
自分はめっちゃ気にします。
自分が他人の目を気にしすぎてるから、
他人も気にしているのでは?と思ってしまうのでしょうか…。
考えてわかることではないのですが、
読んでいて、ふと思ってしまいました。
とにかく、他人からどう思われるかを気にしないトレーニングの為にも、
気軽に人と話してみようと思います。
過去の使い方

最後に、アドラー心理学に触れて心が救われたというか、
拍子抜けしたものがあります。
それは、この本の悩みに関する質疑応答形式の章で出たのですが、
「憎い人を許さなくてもいい」と言う事です。
よく、このての相談への回答は、
「早く忘れて、前を向いたほうがいい」
のような回答がよく聞くがします。
これが、アドラー心理学の考え方では、
相手にされた事をどう思うかは、自分の課題だからです。
ただ、アドラー心理学は、
過去やトラウマなどの与えられたものを、
どう使うかが重要です。
要は、酷いことされた事を恨むことに使うか、
次に進む為に使うかということだと思います。
結局、行き着くところは似通ってくるかと思いますが、
憎い人を許さなくても良いと言われると、
無理やり感情を押し殺さなくていい気がしてきます。
この本を読んで、自分には相当の治療というか、
変革が必要だと感じました。
一人の世界と他人との世界、どちらも楽しめるようになりたいです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
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