しんどい１週間だった。
毎日不運なことに見舞われた。
しかも、自分に落ち度のない事ばかり起こった。
なんで自分だけこんな目に？
車の安全装置が勝手に作動して荷物が破損した。
他の人の準備ミスで自分が怒られた。
This is 理不尽。
普段はかからない納品先の駐車料金がかかった。
そのうえ、納品先の相手に「それくらい払ってくださいよ、ケチ」的な発言された。
なんでなん？
自分のミスなら反省したり、落ち込んだりして気持ちを変換できるけど、
この一週間は自分は何もしていないのに、
与えた悔しさの処理の仕方がわからない。
心が折れた。
ハッキリと「ポキッ」って音が聞こえた。
以前手を骨折した時よりハッキリ聞こえた。
その音でスイッチが入ったみたいで、急に世界が色を失った。
グレーのメガネしてたっけ？と思うほど、世界がグレーに染まっていた。
気を紛らす為に、本を開いた。
『「ツイてない」「もう無理」に効く占いと技術〜不運の救急箱〜』真木あかり著。
この本の章に、「たまたまの不運」を幸福に変える、というものがあった。
そこで示されていた対処方が次のものだった。
たまたまの不運が起きた時、
「自分の人生に残さない」。
ある程度始末をつけたら、切りかえる。
「自分はいつもこんなことばっかり」と思うと、
不運が不運を呼ぶ。
不運以外に目を向ける…。
考えようによっては不運だけじゃなかったのも確か。
自分のミスで誰かに迷惑をかけた訳じゃない。
大きな問題になる前に自分で対処もできた。
その時に対応してくれた人の優しさにも触れられた。
小さい幸せに気づく練習にはなったかも。
（不運が続く時は、幸運の前触れ——）
そう信じたい。
信じるしかない。
心はまだ完全には戻ってない。
けど、それでも前に進むしかない。
正直、今回心が折れて完全にくっついてない。
デッカい幸運きてくれよ。
折れた心をまっすぐ直してくれよ。
宝くじ買うから。
そんで、駐車料金くらいポンっと払わせてくれ。
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