メンタルがやられた職場から逃げ出した 【一人言 転職】

一人言

以前勤めた職場でメンタルがやられました。
心療内科や精神科の受診すらできなかったので、正確な病名等はわからなかったのですが、多分アレだったと思います。
でも、どうにかこうにか、その環境から逃げ出して、
最悪の人生から最低の人生へと、少し方向転換ができました。
その事について、つらつらと書き綴りたいと思います。
長いです。もしご興味ある方がいらっしゃいましたらお付き合いください。
※私は専門家ではありません。
ここから先は、私個人の当時の状況と感想を書きますので、参考程度にご覧いただければ幸いです。

①原因

1.合わない上司
まず管理職の方と合わなかったことが大きかったです。
その方を一言で表すとヒステリック。
失礼な言い方かもしれませんが、怒りの沸点がわからず、一度怒るとキーキー言いながら髪を掻きむしる。
当時はその顔が般若に見えていました。
また、怒られ方も自分には受け入れられないものでした。
実りのない怒られ方をするのです。
その会社は歴史が浅く、それにも関わらず新たなプロジェクトをドンドン立ち上げようとしていました。
その結果、理解がないあやふやな人が管理職になり、あやふやな指導しかしてもらえない。
管理職の方が仕事をわかっていないから、自分がわからないことを質問しても、怒鳴ってごまかすという対処。
質問の答えが否定も肯定もしない曖昧なもの。
最終判断はあなたと押し付けられる。
結果、うまくいかなければ怒られる。
よくある
ミスった時は「なぜ聞かない」
聞いたら聞いたで「考えろ」
状態。
自分は生き方が上手くありません。
こんなにできないのは自分が悪いんだと、日に日に思い詰めていきました。
2.職場環境
また、さらに良くないのが、
辞めると言い出せない雰囲気。
みんなが忙しい、お前だけじゃない、辞めたらどんだけ迷惑がかかるか。
それを間接的に、伝えてくる。
ジャブを常に打たれる感覚です。
ミスが許されない環境も、メンタルの疲弊に拍車をかけました。
そんなこんなで、自分の心はボロボロになっていきました。

②症状


1.気分が塞ぎ込む
とにかく会社に行きたくない。
電車を待ってる間、なにかのトラブルで止まらないかなと願う。
自分で人生を終わらせる勇気もなかったので、
とにかく何かのハプニングで会社に行かなくて済むことを願うんです。
1日の中で唯一気分があがるのが、帰宅から就寝までの間。
職場から離れた開放感と、内にあるモヤモヤを払拭する為なのか、
駅から家までの人がいない夜道で、大声で奇声をあげていました。
今思えば異常行動ですよね。
家に帰った後は、
YouTubeを垂れ流しながら、買ってきたコンビニ飯とストゼロをベッドでむさぼる。
とにかくこの時間だけが、解放された感覚を味わえる。
眠りたくない。
明日が来てほしくない。
地球が終われば会社に行かなくて済むのに。
そう思いながら暗い夜を過ごしていました。
2.無気力になる
何をするにも行動を起こす気力がなくなる。
その頃異常だったのが、パケット通信料金。
当時はギガに制限があるプランだったのですが、
ギガがなくなると、すぐに課金していました。
YouTubeを見てる時間が、現実逃避できる時間だったので、ギガがないのに課金して見る。
それの繰り返しで、
当時の携帯料金は5万円にもなっていました。
なのに、プランの見直しもしないんです。
新しい行動をするのが億劫なんです。
脳が、心が、面倒だと感じて拒否する感覚でした。
そして、病院にも行けない。
休みが少なかったのですが、それでも平日休みがたまにあったんです。
病院へ行く絶好のチャンスなんですが、
病院へ行くという行動自体が億劫なんです。
休みは何もしなくていい日。
動きたくない。
起き上がりたくない。
何かを考えたくない。
何かに悩みたくない。
ベッドから一歩も動かず1日が終わって行くのです。
3.痛み
慢性的な頭痛がありました。
ズキズキする頭痛というよりも、
頭の中鉛が入ってるような、
常にどんよりと重く、鈍い痛みでした。
また、面倒でスキンケアとかもしなくなるので、
乾燥で皮膚が常にボロボロでした。
なぜか、
自分を大切にしないことが楽になると思っていました。
今思えばですが、無意識のSOSサインを周囲に発していたのかもしれません。
「私はボロボロになっています。
会社に行けない状態です。
そう受け取ってもらえませんか。」
と願っていたのかもしれません。
健康診断の結果が良かった時に、なぜかため息が出たのを覚えています。

③辛いこと


1.理解してもらえない

気分が暗い、テンションが低いってだけでは、辛さをわかってもらえないんです。
周りの人からは、
「ネガティブなんだよ もっと明るくならなきゃ」
「そんな上司には言い返せばいいじゃん」
など、アドバイスをもらえるのですが、
そんな事できないんです。
ポジティブなアドバイスをくれる人は大切ですが、
アドバイスに心が負ける時があるんです。
「そうだよな」ってその時は思っても、
その次には、「そんなことも自分はできないのか」ってなるんです。
全てがマイナス方向に引っ張られるんです。
2.病院のハードル
前の章で病院にすら行く気力がないと書きましたが、
実際は一度行こうとしたんです。
勇気を出して病院へ電話して、症状を伝えたところ、
「一度脳神経外科などを受診してから、もう一度ご相談ください」
と言われたんです。
病院が冷たいとか言いたいわけじゃないんです。
それが正式な手順だと思うからです。
ただ、病気と診断されるだけで、
今の状態を受けれて、会社から逃げられる理由にもなって、楽になると思ったんです。
でも、それすら簡単にはいかないんだと思ったら、残ったのは絶望感だけでした。
ただ、今の辛い気持ちと正直に向き合いたいだけなのに、それすらも許されないのかって。

④逃げ出せた方法

1.話を聞いてくれる人を大切にする
ポジティブな事を言ってくれる人も大切ですが、共感して話を聴いてくれる人に打ち明けるとよかったです。
解決策は見出せなくても、気持ちはだいぶ楽になります。
暗い自分すらも受け入れてもらえると、
認めてもらえた感覚になります。
そして、大切な人がいれば、
自分の人生を終わらせるという、最悪の方法を取らなくて済みます。
2.腹をくくる

このままこの人生を送るのかと何回も自分に問います。
今ならまだ巻き返せると思えるまで。
そして、退職届を書いてしまいます。
「最悪2週間前までに内容証明で送れば問題なし」と思っていると少しは気が楽になります。
就業規則の確認は必須ですが、
民法では、「従業員は退職する2週間前までに、会社に申し出ることで、退職理由に関係なく、いつでも自由に退職することができる」とあります。
いつでも逃げ出せるんです。
3.退路を断つ

自分の場合は職場が原因だとハッキリしていたので、
先に転職活動をして、絶対に辞めると言わなきゃいけない状態を作りました。
そして、辞める理由をしっかり準備する。
明確な理由があれば、相手は納得せざるを得ません。
最悪相手が食い下がっても、明確な理由を繰り返して言うことで、一歩も引かなくて済みます。
最後に
「すみません、ご相談があります」
「辞めさせてください」
この二言さえ言えれば、あとは意外とスムーズにことは進みます。
なんであんなに悩んでたんだろうって。
現在の職場は、人と関わることが少ない為、なんとか続けられています。
ただ、前職で心を覆った暗闇は、完全には晴れていません。
いまだに人と関わるのは怖いし、テンション低いとよく言われます。
少しでも早く逃げ出していればと思っています。
もし、自分と同じ境遇で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、
今すぐ全力で逃げ出してください。
きっと楽になれます。

⑤最後に



こんな人生を歩んでいるのは、自分のメンタルが豆腐よりも脆かったのが原因です。
もう少し、強くなれるように日々精進していきたいです。
最後に繰り返しになりますが、これはあくまでも自分の体験談です。
もし本当に悩んでいらっしゃる方がいれば、専門家の方に相談するのが一番です。
こんな自分でも、最悪な環境から逃げ出せたことが、誰かの気晴らし程度にでもなったら幸いです。
長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。

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