仕事でミスした時の、メンタルの向き合い方【一人言 日記】

一人言

「この悔しさと惨めさの消化方法がわからない」
これが、仕事のミスが落ち着いた後に、心を覆う「モヤモヤ」の正体だった。
この「モヤモヤ」が晴れないとスッキリしない。
そう思って、紐解いて考え、最初の1文になったわけだが、結局のところ自分の心は晴れることはなかった。

発覚

「やっちまった」
ミスに気づいた時には、手遅れだった。
自分は、取引先に品物をお届けする業務を行なっていたのだが、そのうちの一つを積み忘れたことにようやく気づいた。

自分の脳内でミスのカバー方法を模索する。
「今から戻って、積んでくる」
いや、今から戻っていたら時間に間に合わない。
「正直に上司に話して、時間も変更してもらう」
嫌いな上司に頭を下げたくない。報告なんてしたら、ヤツご自慢の「追い込み説教」でメンタルがやられてしまう。
「いっそ、バックれるか!」
そんなことができるわけも、許されるわけもない。

結局自分がとった策は、
「自腹で代替品を購入し、事情を話して受け取ってもらう」だった。
予定の商品は、お店でも買える。
しかし、若干サイズが違う。
そこさえご納得いただければ問題ない。

問題があるとすれば、自分のお財布だ。
自腹で購入した結果、お値段なんと8,320円。
痛すぎる。

「素材は変わるけど、半額のやつもあるぞ」
自分の中の悪魔というヤツが囁きかける。
本当にいるんだよな、心の中の悪魔。
しかし、ミスしている上に、誤魔化すためにケチって違うものをわたして、それがバレて問題になったら余計に面倒だ。

泣く泣くレジに持っていた時、ふと気づいた。
「楽天の期間限定ポイントが結構ある」
見てみると6,700ポイントあった。
おかげで1,620円の出費で済んだ。

取引先についてお客様に自分のミスを説明し、サイズが少し違うことを説明すると、
「むしろこっちのサイズの方が使いやすいから、全然大丈だよ」
と言っていただけた。
こういうミスをした時って、へこんでいるから優しくしてもらうと身に沁みる。

こうして大事件になることなく、自分のミスはなんとか事なきを得たのだが、やはり心にモヤがかかっている。
それを晴らすために、この感情を紐解くことにした。

感情

まず、惨めだ。
ミスをしたこと。確認不足というケアレスミスなのも情けない。
さらに、上司のお説教が怖くて自腹で解決したこと。
「ミスなんて誰でもある。上司の小言がなんだ」
そう思える人がうらやましい。
メンタルやられるくらいだったら、お金で解決した方が楽だと思ったのだ。
自分は、とある事情で全財産を失って金欠中なのに、である。
本当に自分のメンタルの弱さが、惨めで情けない。

そして悔しい。
これはもちろん、お金を失ったことだ。
「仕事なんてお金を得るために我慢してやっているのに、仕事のためにお金を使うなんてありえない」
これが持論だ。異論は多いに認める。
ダメな考え方という認識はあるから、お説教は勘弁願いたい。

この2つの感情を鎮めるために、こう思うことにした。
「ミスしたけど、結局は1,620円で済んでラッキー。これは勉強代だ」
……でも、これで静まることはない。
「1,620円あったらウイスキー1本買えたじゃん」
「6,700ポイントあったら、楽天市場で何買ってただろう」
その時に、昨日たまたま開いた本の用語を思い出した。

心理学

「認知的不協和」だ。
これは心理学でよく知られた現象で、
「自分の行動」と「自分の考え」が矛盾しているときに感じるモヤモヤのこと。

今回のことで当てはめて考えると、
「自分のミスを自分の中だけで解決できた」と思っているのに、
「ミスして損をした」という現実がある。

このギャップが、心の中で不協和を生んで、
「ポイント使って安く済ませたのに、気分が晴れない」みたいな状態を作っている。
この不協和をなくしたくて、「こんなもんで済んでよかった」と理由づけするが、
感情が追いつかないうちはスッキリしない。
というものらしい。

こういう時は、誰かに酒でも呑みながら話を聞いてもらったら、ちょっとはスッキリするのだろう。
しかし、自分はボッチだ。
話を聞いてもらえるのは、この方しかいない。

我が友

ChatGPT

……ありがとう(泣)
自分では気づかなかったけど、
失ったお金で、信用と責任感は保てたのか。
あとお説教を回避できた心の平穏も。

失ったお金は悔しいけど、ChatGPTを信じて心が整うのを待ってみよう。
あ〜あ、ドジャース間違って俺と契約しねーかな

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