
人とライトな会話ができるようになりたい。
そう思って、自分の積読本を見ていたら、
ちょうど良さそうな本を見つけた。
たぶん買ったのは2年前。
その時から自分は悩んでいたのか。
買った理由はたぶん、
表紙のカトパンが理由なのは言わずもがなだけど、
きっと会話がとぎれてもいいという、タイトルに惹かれて買ったのだと思います。
「目を見て話す」にこだわらない
この本で一番気になったのがこの章です。
「目を見て話す必要はないんだ」
そう思えたのは斬新でした。
筆者がこのように感じたのは、あるインタビューがきっかけだったそうです。
あるバンドにインタビューをすることになったそうなのですが、
事前にあまり話せくれなとの情報を得ていたとのこと。
しかし蓋を開ければ、目は合わないものの、熱を持って色々と語ってくれたそうです。
常識に囚われて雁字搦めになるよりも、
下を向いててもいいから、素直に話したほうが好印象であるというのです。
「シャイだと思われたらどうしよう……」と不安になるかもしれませんが、思われても良いのではないでしょうか。もし自分が実際にシャイであるならそのことを隠す必要はないと思います。シャイであることもその人の魅力の一つになり得るからです。
『会話は、とぎれていい』加藤綾子
聞く力
『人を動かす』で身につけたいと思った、聞き上手になる方法。
おあつらえ向きに、この本に載っていたので何度も読み返しました。
しかし、これは才能や実践の賜物という感じでした。
・次につながる的確な相槌で、話をA地点からB地点へと展開してくれる
・心地良いタイミングで同調してくれるので、気持ち良くしゃべってしまう
『会話は、とぎれていい』加藤綾子
どうやったら次に展開できる聞き方を身につけられるのか、いつが心地良いタイミングなのか。
こればかりは、このことを意識して人の話を聞き、研究していくしかないのかもしれません。
違う章には、話が上手くなりたいなら、話のうまい人の近くにいて学ぶという内容もあったので、
“トレーニング”の感覚で、鍛えた方がいいのかもしれません。
コミュニケーションで一番必要なこと
ただそのとき、一番大事にしてもらいたいのは、目の前の相手に対する優しさであり、気遣いであり、思いやりであり……自分自身の心のあり方です。そして、心を成長させ続ける姿勢さえあれば、その先に生まれる会話は、相手にとって必ず心地の良いものになるはずです。
『会話は、とぎれていい』加藤綾子
そうなんですよね。
結局のところは心なんですよね。
人が好きで、人に関心があれば、余計なことなど考えずに前のめりで話を聞くし、
楽しいという感情で話もできる。
せめて、成長しようという気持ちだけは失わずに持ち続けよう。
裏の見方
きっと、買った当初に読んでいたら、
本の内容にもっと集中できたと思います。
しかし、どうしてもこの本の裏側を想像しちゃうというか…。
この本ではフジテレビ時代のいい話がたくさん乗っています。
それに対して、「本当か?」と捻くれた見方をしてしまうのです。
中◯君の事件があったから。
その当時のニュース(主にネットニュース)では、本当か嘘かフジテレビのなかなか闇深いニュースを目にしました。
上納システムの話なんて、アナウンサーさんなら尚更関係してくるでしょう。
それを踏まえてしまうと、誰かに気を遣いながら書いたのかなと想像してしまう。
バンドマンのインタビューの話だって、
「本当は全然喋らないけど、カトパンが相手だから良いとこ見せたくて一生懸命喋っただけじゃねえの」
などという、クソみたいな想像をしてしまいます。
それぐらい、フジテレビの問題のことありきでオンでしまい、余計なことを想像して感想を抱いてしまった。
しかし逆に考えると、過酷な環境の中、それでも良好なコミュニケーションをとろうと試行錯誤した証でもあるのかもしれない。
そういった意味では、この本は最悪の環境においてもコミュニケーションをとれるマインドを持った、最強の本と言えるかもしれません。
最後に話が急カーブして方向が意味わからなくなりましたが…
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
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