老後に備える孤独の考え方 『ちょうどいい孤独』 【一言 読書感想文】

一人言

『ちょうどいい孤独』鎌田實著 について

最後を迎える時は一人

『孤独を生きる』齋藤孝著 とオーディオブックで出会い、
考え方が楽になったので、実際に本を購入してしまいました。
それを機に、自分なりの孤独道を極めようと新たな本に触れました。
それが、『ちょうどいい孤独』でした。
この本は、『孤独を生きる』の補完的本のような感じがしました。
この本のサブタイトルが「60代からはソロで生きる」となっています。
表現は違えど、基本的な考え方は『孤独を生きる』と同じでした。
孤独を恐れる必要はない。
一人時間を大切にすることで、自分が磨かれる。
その上で、老後の不安についてもこの本は書かれています。
自分は60代はもう少し先ですが、漠然と一人で死に向かうことが不安でした。
しかし、この本である意味腹をくくれた気がしました。
結婚していてもいなくても、
家族がいてもいなくても、
孤独はなくならない。
結婚していてもどちらかが先立てば一人。
子どもがいても、独立してしまえば一人。
結局のところ、人は死ぬ時は一人で迎えなければならないということです。

孤独と孤立

それでは、一人で生きていけばいいのかというと、そういうわけでもない。
『孤独を生きる』ではコミュニケーション筋を衰えさせてはいけないと言われていましたが、
『ちょうどいい孤独』はそれを、孤独と孤立で表していました。
孤独とは自分が望む場所と時間を選ぶこと。
つまり、自立。
自立は、頼るべきことは頼よれる相手がいるということ。
孤立とは頼れる相手がいない。
社会から外れて生きなければならない状態のこと。

一人の世界を大切にしながらも、他者とうまく共存していかなければなりません。

偉大なる先人の出アフリカ

上記のように考えるのは、人類の生き残り方に関係があるのではないでしょうか。

人類の祖先は、猛獣に囲まれた環境を生き残る為コミュニティを作りました。
しかし、それを息苦しく思ってコミュニティを離れた者が居ました。

グレートジャーニーです。

アフリカを飛び出し、己の力で未知と道を切り開いていったのです。

コミュニティの安心と個の生きやすさ。

それが人類にはi備わっているのだと思います。

自分の中に、一人を楽に感じる遺伝子が存在している気がします。
一人の道は、まさにグレートジャーニー。

そう考えると、不安に思う未来のことがちょっとワクワクします。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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