中町信 著『偶然の殺意』
身体と心を休める休日のお供に本を1冊持参することにした。
憧れだったんです。
一人で酒飲みながら、本読んでる人。
でも、難しい本は酔っていたら頭に入ってこなそう。
そこで、自分が好きなジャンルのミステリー小説をチョイスした。
結果的にはこれが正解だった。
一日の空き時間だけで、読破することができた。
浅草で寿司屋を営む山内鬼一は、花房潤一が莫大な遺産を手にするという話を聞く。
しかし、後日花房順一は服毒死してしまう。
そこから次々と遺産相続人がなくなっていく。
物語に引き込むプロローグから、全てを解消するエピローグまで、
入り込んだまま、目を離させないストーリーが展開されていく。
読んでいる最中に「あれ、これって?」と思わせる箇所が散りばめられており、
考察も楽しみながら読めるミステリー。
遺産が絡んだミステリーは多いが、
この本は変にひねっていないので、ストレートに読める本だった。
お酒飲みながら読んだから尚更。
遺産といえば、自分も去年遺産を手に入れた。
2万円。
亡くなった父の通帳に残されていた額だ。
そして負の遺産、まぁ簡単に言えば借金は、ウン百万円程。
こちらも手に入れた。
遺産分割協議のうえ、全て自分が1人で手に入れた。
他の家族・兄弟もいるが、みな貧乏。
入院費、葬儀にかかる費用、全てを自分が支払った。
家族葬の小さなお葬式だったが、
その額もウン百万円。
派手に使ってやった。
自分の手元に入ってきた金額は、
役所から支給された葬祭費5万円。
5万で葬祭費?
しかも申請しないともらえない。
そして父の残した2万円。
こちらは、自分経由で中学校へ入学した孫(自分からしたら姪っ子)へと渡っていった。
遺産は人を狂わせる。


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